香典返しの代わりに町内会や社会福祉協議会へ寄付

香典返しを町内会や自治会、社会福祉協議会に寄付するのは正式なのですか・・・というご相談を承ります。

地域によるので一概に紋切型の解説はできませんが、一般的に『町内会への寄付』は、生前故人が希望していた場合や、喪家が希望される場合に、ご心配される必要は全く無くありません。少しばかりでも構わないので、寄付されて地域の予算に組み入れていただく事はとても良い事です。

理由の一つとして、寄付を通じて地域の方が、その家の不幸を知る事となります。家族葬や密葬・直葬が広がる今日、地域社会において相互理解が不足していると、遺族が地域の中で孤立していくことになります。

もちろん、災害をはじめ緊急時はもとより、日常の暮らしのなかで支え合いや声かけに繋がらる大切なきっかけとなります。プライバシー保護が求められる時代ですが、一切を封じる事無く、多世代の共生が理想とされる高齢化人口減少社会において、香典返しとしての町内会への寄付は、葬儀後に丁度良いタイミングで故人の他界をお知らせするツールとして理想的だと考えられます。

一方で、社会福祉協議会や大きな自治会などの場合、その組織の運営の在り方によって、寄付が理想的であるか否か、大きく評価が分かれます。

社会福祉協議会などの場合、市単位など広域での組織運営となっており、市役所職員の天下り先や、地元政治家や古くからの商売関係の方などが出入りしているため、利権の温床となっている場合もあります。地域の新聞報道でも良くあるように、社会福祉協議会の経費で数百万円の使途不明金が問題になったりもします。これらの報道は氷山の一角と見られ、健全に運営されている社会福祉協議会がある一方、そうで無い組織もあることがわかります。

また、町内会と比較して、社会福祉協議会などが直接に地域社会と喪家との架け橋になる事は考えにくい点があります。特殊な場合を除き、一般的な家庭であれば、町内会への寄付には合理性があり、社会福祉協議会への寄付は各家の判断に委ねられるものと考えると良いのではないでしょうか。

ご近所への香典返し